国際展示会「SEMICON Japan 2015」が開催
12月16日から東京ビッグサイトで先端IT・エレクトロニクス技術の国際展示会/ビジネスマッチング「SEMICON Japan 2015」が開催される。
「SEMICON Japan」は世界最大級のマイクロエレクトロニクス製造サプライチェーン総合展示会。核となる半導体製造装置・材料分野では製造の全工程を網羅する。
39回目の開催となる今回のテーマは「IoT/CPSに貢献する電子デバイス」。
IoT(Internet of Things、モノのインターネット)は、人、情報、車、家電など、多種多様なモノをつなぎ新しいサービスをつくる次世代インターネットの事。
「CPS(Cyber Physical Systems)」とは、「IoT」環境を実現させる、より効率的な次世代センサーシステム。
米国のICTアドバイザリ企業Gartner社は、「IoT」が創る半導体市場規模は435億ドル(約5兆2千億円)になると予測した(今年7月に開催された「SEMI/Gartner Market Symposium」にて講演)。
「IoT」市場全体で見れば、将来的には300兆円以上の市場になるという試算もある。
次世代パワーデバイスも展示
今年9月に公開されたトヨタの新型プリウスは燃費40キロという低燃費を実現した。また今年10月、日産はハンドルのない自動運転車を公開した。
「IoT」の自動車への活用例として、ADAS(アドバンスト・ドライバー・アシスト・システム)、エンターテイメントとITを融合したインフォテイメントなどがある。
近年加速する自動車のイノベーションだが、「IoT」技術はそのイノベーションの中核を占めている。同展示会では、「IoT」環境を実現させるために必要な次世代インターフェースや3次元実装技術などのIT・エレクトロニクス技術が展示される。
動力/燃料系統への活用例も多く展示される。自動車/パワーデバイスエリアにはテスラモーターズジャパン合同会社、ローム株式会社、トヨタ自動車株式会社などが出展予定。次世代自動車をつくるIoTテクノロジーが展示される。
また、同展示会に出展予定のNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のブースでは、エンジンの熱エネルギーを回収し電力に変える熱発電デバイス、SiCパワーデバイスを搭載した次世代小型パワーデバイスが展示される。
Gartner社は、自動車市場の平均成長率が、2013年~2019年にかけて3%に留まるのに対し、車載半導体市場の成長率は5.5%になると予測しており、2019年には390億ドルと、IoT全体の市場に近い市場サイズを予想している。
SEMICON Japan 2015
会期: 2015年12月16日(水)~18日(金)
会場: 東京ビッグサイト
お問い合わせ:
03-3222-5988
jcustomer@semi.org
Twitter @semicon_jpn
http://www.semiconjapan.org/ja/iot
(画像はプレスリリースより)

SEMICON Japan 2015
http://www.semiconjapan.org/NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100501.html