日本初のバイオ燃料製造実証プラントを横浜に建設
株式会社ユーグレナは12月1日、2018年の稼働を目指した日本初の国産バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを、横浜市の京浜臨海部に建設すると発表した。
微細藻類ユーグレナ(日本名:ミドリムシ)をバイオジェット燃料の原料として採用するもので、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向け、同燃料の実用化計画を推進するためという。
これには、横浜市のほか千代田化工建設、伊藤忠エネクス、いすゞ自動車、全日本空輸の4社が協力する。
石垣島ユーグレナと国内バイオマス油脂を使用
同社ではこれまで、5年前からバイオジェット燃料の研究を進め、昨年6月からは、いすゞ自動車とバイオディーゼル燃料の研究開発を開始しており、今回様々なバイオマス油脂原料からジェット・ディーゼル燃料等を製造する米国技術を導入することとなった。
この原料としては、石垣島の設備を用いた燃料用の油脂高含有ユーグレナに加え、国内調達したその他バイオマス油脂も使用することで、オールジャパン体制での安定供給を目指している。
なお、実証プラントで製造するバイオ燃料は日産5バレルの製造能力で、年間125KLのバイオ燃料製造を目指すが、さらに、実証プラント稼働を経て商業用プラントの計画を推進していく予定という。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ユーグレナ ニュースリリース
http://www.euglena.jp/updates/news/20151201/2020年に向けた国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化計画の始動について
http://www.euglena.jp/news/pdf/news20151201.pdf