スペインのTSK社が発電所を建設
ソーラーフロンティア株式会社は、スペインに本社を置く大手エネルギー会社であるTSK社と協力し、クウェート西部に5メガワットの太陽光発電所を建設することを発表した。
今後、ソーラーフロンティアは、CIS薄膜太陽電池モジュールの出荷を開始し、TSK社は、2016年6月の運転開始を目指して太陽光発電所を建設し、6年間にわたり発電所の運営を行っていく。
苛酷な砂漠での使用にも適応
クウェートでは、電力供給における再生可能エネルギーの割合を、2030年までに15%にまで伸ばすという目標を発表しており、政府機関であるクウェート科学研究所が、大規模な再生可能エネルギー実証プロジェクト「Shagaya再生可能エネルギープロジェクト」を実施している。
TSK社は、このプロジェクトにおいて、5メガワットの太陽光発電所を2件担当しており、そのうちの1件について、ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池を採用したもの。
もう1件では、結晶シリコン系の太陽光電池パネルが設置され、その両者の性能が比較検証されることとなっている。
ソーラーフロンティア・ヨーロッパのマネージング・ディレクターであるウォルフガング・W・ランゲ氏は、コメントの中で、同社のCIS薄膜太陽電池モジュールは温度係数が優れているため、高温下における発電性能が非常に高いことから、クウェートの砂漠のような苛酷な場所にも適していると、自信を見せている。
ソーラーフロンティアは、今回の案件が同社にとって50番目の出荷案件であり、今後も、世界中のパートナーと協力し、太陽による快適でクリーンな暮らしを提供していく意向を示している。

ソーラーフロンティア株式会社 ニュース
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