千葉県松戸市の保育園ビル屋上運動場に設置
11月26日、ソーラーフェニックス株式会社は、千葉県松戸市の保育園ビル屋上運動場にソーラーシェアリングを設置したと発表した。
土地の有効活用が可能
ソーラーシェアリングとは、農地に3~4メートルの支柱と架台を設置し太陽光パネルを乗せる太陽光発電方法。
パネルの設置場所が空中となるため土地をそのまま利用できる。太陽光発電の設置場所となる農地での農業を継続できることから、数年前より普及が進んでいる。ビル屋上を利用したソーラーシェアリング事例としては日本初となる。
設置場所は駅から近いビルのため交通量が多く、運動場を屋上としている。太陽光発電と運動場を併設するための今回の措置となった。
強風時の問題を解決
ビル屋上でのソーラーシェアリングは、同社の優れた技術があってこそ実現できた。
これまでは屋上では強風の影響を避けるため安全などを考慮し低い架台しか設置できなかったが、風の負荷が小さくなる小型パネルを採用して対応。パネル固定用のワンタッチグリップを同社で新開発して耐久性の問題を解決した。
また、季節ごとにパネルの角度を変えることが可能。台風などの強風の際にはパネルを水平にすることで負荷を最小限にできる。
これでビル屋上も最大限に活用できるようになる。今後の太陽光発電の広まりが期待される。
(画像はプレスリリースより)

ソーラーフェニックス株式会社プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/82417