ソーラーシェアリング架台を設置した保育園ビル竣工
ソーラーフェニックス株式会社は11月26日、松戸市にある保育園ビルの屋上運動場に日本初の
ソーラーシェアリング(※1)架台を設置し、同社開発の太陽光発電システム「
グリーン&ソーラー――MEGA10」(※2)を提供したと発表した。
この保育園は同市中心部に位置し、新築RC造五階建てビルの全フロアー(延べ面積1,203m2)が保育園で、101名の園児が入園する。
同園は、駅に近いため交通量が多く敷地面積も限られていたため、園児の安全を考慮し屋上に241m2の運動場を建設、その上部3mに138枚の小型ソーラーパネルを設置して約18kWの電力を発電し、全て園内で使用するという。
小型パネル採用と水平移動で風負荷対応も可能
これまで、ビル屋上に設置する太陽光発電システムは、風の影響を避けるため低層の架台しか設置できなかったが、同保育園屋上のシステムは風の負荷が小さい小型パネルを採用、さらに強風時にはパネルを水平にして負荷を最小限に抑えられるとのこと。
※1 ソーラーシェアリング
農地に3~4メートルの支柱を立て、上部架台に太陽光パネルを並べて発電する方法。営農と発電が同時に可能なため数年前から全国の農地で設置が進んでいる。
※2 グリーン&ソーラー――MEGA10
新開発のアーチ構造の採用により、これまで不可能とされてきた支柱間隔10mの架台開発に成功、建設重機は全く不要で人の手で組み立てできるため、建設コストを低く抑えられる特長がある。
(画像はプレスリリースより)

ソーラーフェニックス ニュースリリース(atpress)
https://www.atpress.ne.jp/news/82417