電気を効率よく使える「DCハイブリッドエアコン」3機種
シャープは11月27日、同社製クラウド蓄電池と組み合わせることで、DC/ACの変換ロスを抑え、電気を効率よく使える「DCハイブリッドエアコン」3機種を発売すると発表した。蓄電池の電力をDCのまま使うことができるエアコン(室外機)で、これは業界初となる。
DCハイブリッドエアコンは、クラウド蓄電池にDCで蓄えられた割安な電力を、電力ロスの大きいAC変換をすることなく、室外機にそのまま供給できる。(AC変換でのロスが最大約5%減少)
クラウドHEMSで状況に応じ最適な運転が可能に
クラウドHEMSは、蓄電池とエアコンを連携し、時間帯や太陽光発電の状況、蓄電池の残量に応じて、DC/ACを自動で切り替える「DC/ACハイブリッド運転」で最適な運転を行う。さらにクラウド蓄電池により割安な深夜電力を蓄え、電気代が割高な時間帯に使用することができる。
さらに、稼働中のエアコンが「蓄電池の電気による運転(DC)」や「太陽光発電の電気による運転(AC)」の場合に、エアコン本体の表示ランプと音声で知らせる機能がある。
なお同社では、ZEH(ゼロエネルギーハウス)や太陽光発電の自家消費時代に向け、今後、蓄電池のさらなる普及が見込まれる中、DCハイブリッドエアコンは太陽光発電システムや蓄電池を核とした先進の省エネ住宅を実現する新たなソリューションとして開発したという。
(画像はプレスリリースより)

シャープ株式会社 ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/151127-a.html