11月20日には竣工式が開催される
JOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の債務保証先である、つちゆ温泉エナジー株式会社は、福島市土湯温泉地区にて2014年7月より建設を進めていた「土湯温泉16号源泉バイナリー発電所」の竣工式を11月20日に開催した。
同発電所は既存温泉井を用いた水冷式となるバイナリー型発電所で、使用電力量で一般家庭約500世帯分相当となる約400kWを発電する。
557百万円の長期借り入れに対し80%の債務保証
同発電所は、福島市土湯温泉の湯遊つちゆ温泉協同組合を中心として推進してきた事業で、孫会社となるつちゆ温泉エナジー株式会社が事業者としてバイナリー発電をおこなう。11月16日には既に発電がおこなわれており、発電された電力は東北電力に売電される。
同事業は地熱発電の債務保証対象事業となる初めての案件として、2014年3月27日にJOGMECが同事業を採択。土湯温泉バイナリー地熱発電事業の建設資金の一部として、つちゆ温泉エナジーが福島信用金庫から557百万円の長期借り入れをし、JOGMECがその借入金額の80%に対する債務を保証するものである。
JOGMECは、今後も地熱資源の開発促進を目的とし、地熱資源開発に積極的な支援をおこなっていくとした。
(画像はニュースリリースより)

JOGMEC ニュースリリース
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000069.htmlJOGMEC
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