丸紅が共同出資したシージャックス社の洋上風力据付船が竣工

丸紅株式会社は、株式会社産業革新機構と共同出資している、Seajacks International Limited（シージャックス社）の業界最大級となる洋上風力据付船が竣工したことを発表した。

今回竣工した船の名称は「Seajacks Scylla」、最大作業深度は65メートルで、最大積載重量は、洋上風力4メガワットタービン機器12セットに相当する8000トン。

シージャックス社は、再生可能エネルギーによる発電が盛んなヨーロッパにおいて、導入が推進されている洋上風力発電に対する据付サービス専用の特殊船を保有し、洋上風力タービン発電機の据付や、オイルとガスの洋上プラットフォーム設備へのサービスを行っている企業。

今回竣工した船を加えた5隻によって、ヨーロッパの洋上風力市場をリードする存在となるだけでなく、日本・アジア・中東地域を見据えたさらなり事業拡大への取り組みを強化していく。

丸紅は、2012年に、株式会社産業革新機構と共同で、シージャックス社を買収。

今後も、大容量で高効率な発電として、ヨーロッパを中心に市場拡大が期待されている洋上風力発電分野において、発電所の運転・保守・安全管理事業なども含む積極的な事業展開に注力していく意向だ。

（画像はプレスリリースより）




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