グローバル認証基盤整備事業の一環
11月6日、株式会社三社電機製作所は試験評価・研究用シミュレータシステムを納入したと発表した。
納入先は福島の国立研究開発法人産業技術総合研究所。グローバル認証基盤整備事業の一環だ。
導入されたシステムは4種類
今回導入されたシステムは下記4種類。
ACシミュレーターは、再生可能エネルギーで発電した電気を送電網と接続(以下、系統連携)した時のパワーコンディショナーの性能、動作を試験。停電、周波数変動等、系統電圧の状態を変化させる。
パワーコンディショナーとは、太陽光発電システムや燃料電池などで発電された電気を使用環境に適応させる機器のことだ。
PVシミュレーターは、太陽光電池及び風力発電での様々な気象条件や異常時における出力の変動を再現する。
RLC模擬負荷装置は、系統連系保護装置の単独運転を試験・評価するため、発電量とバランスのとれた負荷状態とすることができる。
計測システムは、系統連系用パワーコンディショナーの性能を測定、記録する。
大容量パワーコンディショナーの検証・評価試験が可能
同研究所では、国内外に再生可能エネルギーの普及促進を目的として太陽光発電、風力発電、水素利用、地熱発電の管理及び関連技術の開発を行っている。
システム導入により、大容量のパワーコンディショナーの検証・評価試験が可能となる。
ノウハウの蓄積と再生可能エネルギーの広まりが期待される。
(画像はプレスリリースより)

株式会社三社電機製作所
http://www.sansha.co.jp/news/press/189/国立研究開発法人産業技術総合研究所
https://www.aist.go.jp/