太陽光発電システムのリース契約、期間は25年
パナソニックの海外関連会社となる、パナソニックアプライアンス冷機デバイスシンガポール社は11月12日、同国最大のクリーンエネルギー供給会社であるサンシープ社との間で、太陽光発電システムの25年リース契約を10月27日に締結したことを発表した。
熱帯地域にも適応したパナソニック独自の太陽電池モジュール
今回設置されたパナソニック独自の太陽電池モジュール「HIT(R)」は、変換効率19%を誇り、業界トップレベルの高効率で、今回のような工場の屋上スペースでも、効率よく多くの発電を可能としている。
また高温にも強く、シンガポールのような環境下においても高い発電性能の維持が可能で、熱帯性気候の地域により適応した製品となっている。同社ではその「HIT(R)」を、全工場のうち5棟の屋上延べ2万m2に、合計1万124個設置している。
ピーク時に必要となる電力総需要の10%をカバー
今回工場に設置された太陽光発電システムは総発電量約2,400kWで、既存の太陽光発電量約400kWを含め、総発電可能容量は約2,800kWとなり、ピーク時に必要な電力総需要の10%を太陽光発電でカバーすることとなった。
同国の家電業界において、今回の太陽光発電システムは最大の納入規模となり、運用開始は2015年内に始まる予定となる。
今回締結されたリース契約では、サンシープ社がシステムの導入・維持コストを負担する。同社は既存の電力網より低コストにて電気を購入し、今後のコスト削減を図っていく方針である。
(画像はニュースリリースより)

パナソニック ニュースリリース
http://news.panasonic.com/jp/topics/2015/44415.htmlパナソニック アジアパシフィック
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