岩手県と連携
11月4日、水ing株式会社(以下、水ing)は岩手県と下水所理時に発生する消化ガスを利用した発電事業基本協定を締結したと発表した。水ingにとって3件目の発電事業となる。北海道・東北の下水道では初の試み。
岩手県北上市相去町岩の目3にある北上浄化センター内で2017年4月1日~2037年3月31日の20年間事業を行う予定。
長年の下水処理ノウハウを活かす
同事業は、民間の資金とノウハウを活用して下水処理工程で発生する消化ガスを有効活用しようというもの。
再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用して電力会社に売却することで事業運営を行っていく。
発電時に発生する温水を浄化センターに返送して消化槽を加温するなど、下水処理との密接な連携を必要とする工程が多くある。水ingの汚泥技術や長年のノウハウを活かすことができるとのこと。
年間発電量は一般家庭700世帯分
施設は発電容量350kW、ガスエンジン25kWを14台を使用する。年間発電量は約2,500,000kWh。一般家庭700世帯分となる。
水ingでは今後も再生・持続可能な下水道事業の推進に貢献していく意向。国全体での再生エネルギー利用活性化が期待される。
(画像はプレスリリースより)

水ing株式会社プレスリリース
https://www.swing-w.com/news/release/20151104