中国の新エネルギー自動車分野に向けた技術開発で協力
ルネサス エレクトロニクス株式会社は6日、Nevs(National Electric Vehicle Sweden)社※との間で戦略的パートナシップを締結したと発表した。この調印式は既に10月21日に済ませている。
両社は今後、Nevsの電気自動車に係る技術と、ルネサスの新エネルギー自動車向け技術から、中国市場に向けた各種のシステムソリューションを共同開発することとし、電気自動車の研究開発への着手と、新エネルギー自動車の同市場に向けた戦略立案の共同プロジェクトを開始する。
安全で環境に配慮したインテリジェントな自動車開発をリード
新エネルギー自動車の開発に向けては、モータ駆動システム、車載情報システム、高度運転支援システム、セーフティコントロールシステムといった高度な制御システム開発のほか、クラウドへのアクセスなど新分野でのシステム研究開発を行う。
そして、この戦略的パートナシップに基づき、新エネルギー自動車産業の中で、半導体メーカーと自動車メーカーといった産業界の両端からの直接協力により、より安全で環境に配慮したインテリジェントな自動車開発をリードしていくとしている。
※Nevs
中国が保有するスウェーデン企業。THTほか2社が資本参加し、新エネルギー自動車技術の開発に注力する。電気自動車と、より長距離走行が可能な電気自動車の研究開発に取り組んでいて、2015年6月に合弁でNational Electric Vehicle Co., Ltd.を天津に設立している。
(画像はプレスリリースより)

ルネサス エレクトロニクス株式会社 ニュースリリース
http://japan.renesas.com/press/news/2015/news20151106.jsp