10月31日に竣工式、11月1日から売電開始
京セラ株式会社および東京センチュリーリース株式会社と、両社が共同出資する京セラTCLソーラー合同会社を含めた3社は、「滋賀・矢橋帰帆島(やばせきはんとう)メガソーラー発電所」の完成にあたり、10月31日に竣工式をおこなった。11月1日からは売電が開始されている。
滋賀県と3社は、太陽光発電所整備事業の完成により、未利用地の有効活用により、地域の発展と地球環境への負荷低減に尽力していく方針である。
太陽光発電所だけでなく、周辺整備や環境教育にも貢献
同発電所は、矢橋帰帆島内の未利用地部分に関して、有効活用を目的に滋賀県が公募していた場所に、2014年10月から建設を進めていたもの。
滋賀県最大となる同発電所は、人口島である矢橋帰帆島の一部、96,138m2の土地に京セラ製太陽電池モジュール33,264枚を設置する。総出力は約8.5MWで、年間予想発電量は、一般家庭2,900世帯分の年間電力消費量に相当する約930万kWhとなる見込みで、発電した電力は全量を関西電力へ売電する。
同事業では、滋賀県が推進する再生可能エネルギーの導入促進や低炭素社会の実現に向けた、積極的な取り組みを支援。それに合わせ太陽光発電所の建設だけでなく、非常用電源設備およびソーラー街灯や時計も設置され、同時に発電所が一望できる見晴台も設置されている。
また京セラTCL社は、子どもたちへの環境教育や環境問題の啓発活動を目的に、太陽電池についての知識を得られる、「出前授業学習キット」などを滋賀県地球温暖化防止活動推進センターへ寄贈した。
(画像はニュースリリースより)

京セラ株式会社 ニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2015/1101_djyu.html