第1弾としてソーラーモジュール検査サービスの実現へ
2015年10月29日、株式会社ユビキタスは、エナジー・ソリューションズ株式会社など3社とともに、セキュアIoTプラットフォーム共同事業を開始することに合意したことを明らかにした。
まずは太陽光発電所保守メンテナンスの義務化を前に、ソーラーモジュール検査サービスの提供に向けて開発を進めていくという。2015年10月19日には4社で既に「ソーラーモジュール等の検査対象物をカメラを搭載したドローンを用いて検査する検査システム、及び検査方法」に関する特許を出願している。
今回開発に取り組む「ソーラーモジュール検査サービス」は、検査によりソーラーモジュールに発生する「ホットスポット」を早期発見することで、発電量の低下や交換コストを抑制することを目的としている。
高額な検査費用と検査の所要時間が現状の課題
同社らが「ソーラーモジュール検査サービス」開発を目指す背景には、現在の検査サービスにおける課題がある。
現在は「ホットスポット」の発生を防ぐため、人手によるドローン操縦や個別に赤外線カメラでソーラーモジュールを撮影してセルの異常温度部分を発見しているが、これに伴う高額な検査費用や長時間に及ぶ撮影時間が問題となっているのだ。
同社らの検査サービスが実現すれば、自動航行をサポートするドローンを活用することで専門操縦スタッフの配置は不要となる。また事前設定されたフライトスケジュールをオンラインで配布することで、検査コストが従来の半分以下に削減できる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ユビキタス プレスリリース
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