サッカーグラウンド2面分の土地にソーラー発電所
いま「おかやま山陽高校」ではソーラー発電所を建設中で、来年1月から発電を開始、固定価格買取制度を通じて中国電力に売電する予定だ。
サッカーグラウンド2面分相当の土地に、0.8メガワットのソーラーパネルを敷き詰め、一般家庭280世帯分の電力を発電するという。これは、同校校長ブログによるもの。
発電事業収益金を奨学金として支給
そしてユニークなのは、この発電事業による収益金を、同校生徒の奨学金として支給する準備をしているということ。
奨学金の支給開始は平成29年度(2017年度)からで、対象は機械、自動車、調理、製菓の資格専門コースに在籍する生徒とし、対象人数や選出方法は今後決定することとなる。
同校長によると、この意図するところは、
1.再生可能エネルギーの可能性の啓発
2.手に職をつけて地元社会に貢献しようとする若者への応援
3.公立私立の学費格差を解消するための、公費に頼らない方法による自助努力の提案
の三つという。
世界で最も車高が低い車「MIRAI」は、ギネスに登録
なお同校を一躍有名にしたのが、世界で最も車高が低い車「MIRAI」の開発だ(トヨタ自動車の燃料電池車とは無関係)。
車高が45センチメートルの1人乗りで、自動車科の生徒が2009年からプロジェクトを開始し、2010年に電気自動車として完成させたもの。2011年にはギネス登録もしている。
「MIRAI」は、10月中旬に県内で行われた「マイカーフェスティバル」や「カーコロシアム2015」にも出展している。
(画像はブログ記事より)

おかやま山陽高校 校長ブログ
http://www.okayama-sanyo-hs.ed.jp/news/detail3.php?id=112