環境保全対策や高度な発電所機能のための技術開発
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、地熱資源を有効活用し、地熱発電の導入拡大を図るため、発電所の環境保全対策や発電所建設の円滑化、高度利用化に向けた技術等に資する研究開発を行う事業者を募集している。
世界第3位の地熱資源を有する我が国においては、導入ポテンシャルの高い自然公園内での地熱発電が注目されており、規制緩和も行われている中、環境に配慮した発電所の建設が必要不可欠となっている。
本事業は、こうした環境保全対策や、環境アセスメントの円滑化や、地熱発電所の発電能力や利用率の回復・維持・向上のための技術開発の取り組みが必要であることから、地熱資源を有効活用するための技術開発を行い、我が国の地熱発電の導入拡大を促進することを目的としたものである。
基本計画を考慮した研究開発内容
研究開発項目は2つで、1つ目は「発電所の環境保全対策等技術開発」。この項目では、「発電所建設着手までの期間短縮」「安全対策・技術の向上」「発電能力や利用率の回復・維持・向上」を目標としており、その他の目標は、提案者にて設定すること。
2つ目の項目は、「地熱発電の導入拡大に資する革新的技術開発」であり、「地熱発電技術研究開発」基本計画で示した研究開発内容以外の、地熱発電の導入拡大に資する革新的技術開発を行う。
事業者は、これらの開発目標に留意し、実際の研究開発テーマと研究開発内容および研究開発期間を設定、実証試験のシナリオ等も含めた提案を行うことが求められている。
事業期間は2015年度から2017年度まで。応募方法など詳細は、NEDOのホームページを参照のこと。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
http://www.nedo.go.jp