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2025年05月07日(水)
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エーオンジャパン、太陽光発電事業のプロジェクトファイナンス向け保険スキームを開発

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エーオンジャパン、太陽光発電事業のプロジェクトファイナンス向け保険スキームを開発

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製品性能や出力を保証する保険
世界最大の保険・再保険ブローカーであるエーオングループの日本法人であるエーオンジャパン株式会社(以下、エーオンジャパン)は22日、太陽電池モジュールの第三者認証機関テュフ ラインランド ジャパン株式会社と共同で、太陽光発電事業に対するプロジェクトファイナンス向けにモジュール製品や出力保証をバックアップする画期的な保険スキームを開発したことを発表した。

エーオンジャパン
保険の引き受けは、日本で認可されている損害保険会社が実施し、2015年10月より本格的なサービス提供を開始する。

太陽電池モジュールの長期信頼性に不安
現在、太陽電池モジュールの認証については、国際規格(IEC 61215等)に準拠した試験に合格することにより、製品の品質が保証されると認知されているが、モジュールの製品寿命を含む長期の信頼性の評価としては十分でないと考えられている。

さらに、認証試験に合格してモジュールも、実際の使用では不具合事例も報告されているなど、太陽電池モジュールの主要部材に対する評価は必ずしも十分ではないのが現状である。

詳細な事前評価と保険の融合
そこで、エーオンジャパンが開発した新プランでは、まず、太陽電池モジュールの長期信頼性を明確化するテクニカルデューディリジェンスを導入し、次に、テクニカルデューディリジェンスによって最小化した欠陥リスクを、モジュールメーカー倒産後に保険によるカバーを行う、という二段構えとなっている。

テクニカルデューディリジェンスでは、「製品の設計・製造プロセスおよびその妥当性のチェック」、「完成品(モジュール)の試験」、「実際に納入される製品の製造時から納品直後までのクオリティーの確認」、「製品の出力と安全性能の定期検査」の4段階の評価を行う。

このように設計・製造から納品までをカバーすることにより、そもそも保険に頼る機会が少なく、健全な状態が実現されるというわけだ。

そして、テクニカルデューディリジェンスが綿密に実施されることにより、高パフォーマンスが維持できれば、欠陥リスクの可能性も下がり、結果として最大収益につながることになることから、長期信頼性の高い太陽光発電所が実現すると見込んでいる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

エーオンジャパン株式会社 プレスリリース
http://www.aon.com/japan/ajl_pr_20151022.jsp

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