自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月07日(水)
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既設の砂防堰堤を有効活用、長野県の高井小水力発電所

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既設の砂防堰堤を有効活用、長野県の高井小水力発電所

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環境に優しい小水力発電所
日本工営株式会社は、長野県高山村の信濃川水系松川において、県が管理する既設の高井砂防堰堤本堤に貫通孔を空けて取水し発電する、小水力発電所を建設、運転を開始したことを発表した。

日本工営
発電設備の発電方式は流込式水路式で、最大使用水量は毎秒1.4立方メートル、有効落差は約36メートルとなっている。最大出力は420キロワットで、年間発生電力量は、一般家庭約750軒分の使用電力量に相当する、約270万キロワットアワー。

高井水力発電所は、貫通孔を利用しているため、新たな取水堰を建設する必要がなく、減水区間も短く、環境に優しいのが特徴。また、土地的な自然由来と、この場所が廃止鉱山だったことに起因する酸性河川という課題に、ステンレス製の水車発電機を使用して対応している。

ダム等を活用した中小水力発電所を展開
日本工営は、国内・海外で展開してきた、建設コンサルタント事業および電力エンジニアリング事業の実績を活かし、再生可能エネルギー事業への進出を目指して、小水力発電事業を推進している。

現在、鹿児島県の新曽木水力発電所・小鷹水力発電所、福島県の四時ダム発電所、栃木県の塩原ダム発電所・寺山ダム発電所、今回の高井水力発電所と、全国6ヵ所で小水力発電を行っている。

また、北海道の白滝発電所が2016年7月の運転開始を目指し建設中であり、今後もさらなる展開を推進していく予定だ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日本工営株式会社
http://www.n-koei.co.jp
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