太陽光パネルに証明やカメラさらにはWi-Fi搭載の照明灯
電気通信機器などを取り扱う日本電業工作株式会社は、防災情報ステーションとして「ワイヤレス照明灯」を開発した。
これは、太陽光パネルでの発電により自立電源運用が可能な照明灯に、長距離無線中継機能とWi-Fiアクセスポイント機能、それに監視カメラ機能を複合したマルチワイヤレス照明灯となる。
また設置場所や用途に応じて、「カメラ機能 プラス 中継機能」「Wi-Fi機能 プラス 中継機能」の2タイプもラインナップがされている。
災害時には現場の状況をリアルタイムで無線送信
近年、阪神淡路大震災そして東日本大地震などの大地震の発生をはじめ、異常気象による竜巻や洪水の発生など、災害の発生が増加傾向にある。そのため大規模災害を想定したBCP対策(事業継続計画)の重要性が高まってきている。
そういった背景を受け同社が開発した「ワイヤレス照明灯」は、ソーラーパネルの発電により、災害の際に夜間避難路の照明や避難場所での非常灯として使用できる。
その他にもWi-Fi環境と2メガピクセルの高画質カメラを装備し、それにより緊急時の通信手段や、現場の状況を映像によりリアルタイムで関係各所に無線送信することもできる。それら防災情報ステーションとしての活用を、完全自立電源運用で実現することができる。
搭載する機能の違いで、ラインナップは3種類
同製品は、2015年12月より販売開始を見込み、価格は(C)typeでの120万円からとなる。
また、10月14日からの東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展2015」にも出展。各種製品の実機展示やデモをおこなう。
ラインナップは、『(A)Wi-Fi機能 プラス カメラ機能 プラス 中継機能』『(B)カメラ機能 プラス 中継機能』『(C)Wi-Fi機能 プラス 中継機能』の3種類となっている。
同社は1947年の創立以来、通信インフラの実現を支える技術や製品を数多く創出してきており、アンテナ・フィルタといったコアビジネスの研究開発をはじめ、今後も革新技術の創出でも積極的に展開していくもよう。
(画像はプレスリリースより)

日本電業工作株式会社 ニュースリリース
http://www.den-gyo.com/news/pdf/20151013_2.pdf日本電業工作株式会社
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