翌日の太陽光発電量を予測し、蓄電システムを自動制御
日本電気株式会社は、住宅メーカーや太陽光発電メーカーなどの事業者向けに、気象予報から太陽光発電量を予測し蓄電システムを自動制御する、「クラウド型HEMS」を10月8日発売した。これによりスマートメーターと連携した、家全体の電力消費量を一層見える化することができる。
同制品の発売は11月下旬を予定しており、NECでは3年間で10万台の販売目標を掲げている。
ブレーカーごとに電力消費量を計測しスマートメーターから受信
「クラウド型HEMS」は、気象予報の情報から翌日の太陽光発電量を予測、それに合わせ深夜電力のNEC製小型蓄電システムへの充電タイミングを自動制御するもの。
このシステムにより、エネルギーの自給自足に重要な蓄電システムの効率化を実現。太陽光発電と安価な深夜電力のエネルギーを、効率良く蓄電システムに貯蔵そして利用が可能となり、経済性向上への貢献が期待される。
また、ブレーカーごとに電力消費量の見える化を実現。計測されたデータは瞬間消費量値の他、日別・月別・年別など様々な集計が可能で、このような家全体の正確な電力消費量データを、スマートメーターから受信することができる。
さらにはクラウドに蓄積されたデータを活用することにより、事業者による新たなサービスの創出にも貢献する。
同社は推進する「社会ソリューション事業」を通じ、ICT(情報通信技術)を活用したエネルギーソリューションの提供や、新たなエネルギーサービス事業を創出することにより、より充実し安定したエネルギーインフラの実現に貢献していくとしている。
(画像はニュースリリースより)

日本電気株式会社 ニュースリリース
http://jpn.nec.com/press/201510/20151008_01.html日本電気株式会社
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