2件の太陽光発電プロジェクトに採用
昭和シェル石油株式会社100%子会社で、CIS薄膜太陽電池の生産・販売を行っているソーラーフロンティア株式会社は、アメリカ、インディアナ州インディアナポリス市近郊において建設中である2件の太陽光発電プロジェクトに対して、CIS薄膜太陽電池モジュールを提供することを発表した。
これらのプロジェクトは、カリフォルニア州を拠点とする企業が事業主となり、発電所の建設はVaughn Industries社が担当。両プロジェクトとも発電規模は7メガワットで、2015年末までに建設が完了する予定だ。
ソーラーフロンティア・アメリカズのCOO(最高執行責任者)であるチャールズ・ピメンテル氏は次のようにコメントした。
「Vaughn Industries社は、お客様に最高品質を提供できるよう尽力しています。ソーラーフロンティアは、そのようなプロジェクトに採用され、我が社の高い品質をお示しできることを嬉しく思います。」(プレスリリースより引用)
高性能太陽電池がアメリカでも評価
ソーラーフロンティアは、CIS薄膜太陽電池の研究開発・生産・販売、並びに同製品を使用した発電システムの販売、発電所建設プロジェクトの開発・遂行、また、発電事業の運営・保守サービスを行っている。
世界を牽引する卓越した生産技術によって生産されるCIS薄膜太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用した、経済効率が高く、環境に優しい次世代太陽電池。
また、太陽電池の設置容量(キロワット)あたりの実発電量(キロワットアワー)が従来型のものに比較して高いだけでなく、原料からリサイクル処理まで高い環境意識で設計・生産されている。
2010年にはアメリカに海外販売法人を設立し、実際の設置環境下において従来の結晶シリコン系を上回る実発電量を発揮する同社のCIS薄膜太陽電池は、アメリカの投資家やプロジェクトディベロッパーから着目されている。
同社は、今後とも、アメリカにおいて、さらなる事業拡大を展開するとともに、世界中に向け太陽による快適でクリーンな暮らしを実現させていく意向だ。

ソーラーフロンティア プレスリリース
http://www.solar-frontier.com