山形県酒田市の臨海工業団地にあらたな発電所
住友商事株式会社は、100%出資の特定規模電気事業会社となるサミットエナジー株式会社を通して、サミットエナジーがおこなう電力小売り事業の電源として、山形県酒田市に総発電量5万kwとなる「酒田バイオマス発電所」を建設する。
同発電所は、サミット酒田パワー株式会社(サミットエナジーの100%出資会社)が事業主体となり、山形県酒田港に隣接する、酒田臨海工業団地に建設が予定され。近隣には多くの火力発電所が建ち並ぶ場所である。
総事業費には約250億円を見込んでおり、2016年6月に着工予定、商業運転の開始は2018年5月を目標としている。なお同発電所の5万kwとなる発電量は、東北エリアでは最大級となる。
「ベースロード電源」として、将来の一般家庭への小売りに対応
バイオマス燃料の調達には、住友商事の生活資材・不動産本部が窓口となっている。国産の木質チップならびに輸入する木質ペレット等の取り扱いに関する、その豊富な実績と経験を生かし、森林資源の豊富な山形県をはじめとした周辺地域の未利用材や林地残材を中心とし、国内外から幅広く調達を見込んでいる。
一般にバイオマス発電は、天候に左右されない再生可能エネルギーとして、24時間フル稼働が前提とされる「ベースロード電源」として利用される。
サミットエナジーからの電力が小売りされる企業や、2016年4月に予定される電力小売り全面自由化後の、一般家庭用の需要を見込み、それらにも対応できる電源として期待される。
(画像はニュースリリースより)

住友商事株式会社 ニュースリリース
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