東京ガスと東北電力、共同出資で電力小売事業の新会社を設立

東京ガス株式会社と東北電力株式会社は、電力小売事業の全面自由化に向け、共同出資による新会社「株式会社シナジアパワー」を10月1日に設立したことを発表した。

両社は、関東圏における電力小売事業の新会社を立ち上げることで7月30日に合意し、準備を進めてきており、このほど設立の運びとなったもの。

株式会社シナジアパワーは、資本金9.9億円で、東京ガスと東北電力が均等に出資している。北関東を中心として関東圏における高圧・特別高圧の顧客に向けた電力小売の事業を展開するもので、電力供給開始は2016年4月を予定している。

今後の規制緩和の進展により、ガスおよび電力といったエネルギー事業に国内外を問わず、いろいろな業種・業界からの参入が激化することが予想される中、株式会社シナジアパワーは、両社の有する強みを最大限活用して業務を展開していく。

東京ガスの持つ、870万件を超える販売ネットワークや価格競争力・エンジニアリング力に裏付けられた強い営業力と、東北電力が有する電力に関する事業ノウハウを融合し、最適かつ快適なエネルギー利用とエネルギーコストの低減の実現を図り、関東圏のエネルギー供給の一翼を担うことを目指す。




東北電力 プレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp

東京ガス プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp