事業化に向けて調査・検討
九州電力グループで再生可能エネルギー事業を行う九電みらいエナジー株式会社は、イーレックス株式会社と九州高圧コンクリート工業株式会社、豊前開発環境エネルギー株式会社との間で、福岡県豊前市におけるバイオマス発電事業の検討を開始することについての合意書を締結したと発表した。
今回の事業では、イーレックスと九電みらいエナジーが中心となり、PKSと呼ばれるパーム椰子殻を主燃料とするバイオマス発電事業の運営に関するフィージビリティ・スタディ(事業化可能性調査)を行うもの。
九州高圧コンクリート工業は、事業計画地の所有者であり、土地の賃貸借契約が検討される予定であり、セメント固化処理施設の運営等を行う企業である豊前開発環境エネルギーは、灰処理と工場敷地周辺の環境整備等を担当する予定である。
バイオマス発電への参入が拡大
イーレックスは、電力売電事業や発電事業等を行う会社であり、今回計画されているプロジェクトは、土佐発電所、佐伯発電所に続く第3のバイオマス発電プロジェクトとなる。
また、九電みらいエナジーにとっては、2005年5月より、家畜排泄物(鶏ふん)によるバイオマス発電所を行っている、みやざきバイオマスリサイクル発電所に次ぐ2番目のバイオマス発電プロジェクトである。
(画像はプレスリリースより)

九電みらいエナジー株式会社
http://www.q-mirai.co.jp