「エコテクノ2015~地球環境ソリューション」で見本品を展示
佐賀県太陽光陸屋根工法研究会は太陽光発電設備の設置に関する新工法「陸屋根用コンクリートブロックによる重石工法」(特許出願名 太陽光発電パネル取付架台及び太陽光発電装置)を開発したことを発表した。
新開発された工法は10月7日(水)~9日(金)の期間、西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野)において開催される「エコテクノ2015~地球環境ソリューション」で見本品が展示される。
安価で防水保証の維持が可能な新工法
佐賀県太陽光陸屋根工法研究会は「陸屋根」(鉄筋コンクリート造りの平坦な屋根)での太陽光発電設備の拡大と県内の関連産業の振興を目的に設置された研究会だ。
従来の工法(アンカー工法)には、陸屋根の防水シートを打ち抜いて施工するため陸屋根の防水保証が無効になってしまうことや、長期間の工期のためコストが高いなどの問題点があり、陸屋根で太陽光発電の設置が普及しない原因となっていた。
今回開発された新工法は、施工が簡便で工期を短縮できるうえ、防水保証を維持することができる。さらに、コストも安価で、撤去時には原状復帰が可能だ。
パネル1枚ごとに独立して配置できるので、陸屋根の形に合わせて柔軟にレイアウトすることできるという点も特徴の一つだ。今後は、株式会社新出光ファシリティーズと興和日東株式会社の2社で商業展開を図っていく。
(画像はプレスリリースより)

佐賀県庁プレスリリース
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kisha/_91156/_91998.html