高品質な保安サービスを提供
東北電気保安協会は、かねてより南相馬市に建設していた技術研修用太陽光発電所の竣工式を開催したことを発表した。
これは、太陽光発電所の保安業務を行うのに際し、保安作業員の点検技術向上と技術力の蓄積により、さらなる高品質なサービスを提供していくことを目的として、自前の技術研修用太陽光発電所を建設したものである。
発電電力は、高圧連系で約583キロワット、既に8月より研修を開始しており、今後は毎年250名程度の研修者を受け入れていく計画だ。施設の相性は、「相馬野馬追の里 ほあんソーラー」。
復興施策の推進にも寄与
南相馬市では、東日本大震災の後、2011年12月に「南相馬市復興計画」を策定し、復興を遂げるための重要な施策として再生可能エネルギーの取組みを推進し、省エネルギー政策の推進など環境との共生を目指している。
また、2012年には、再生可能エネルギー推進の羅針盤となる、「南相馬市再生可能エネルギー推進ビジョン」を策定した。
こうした行政の活動や、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が開始されたことから、東北各地において、多数の太陽光発電所が操業を開始。
このため、東北電気保安協会への保安業務の依頼も急激に増加している状況から、今回の技術研修用発電所の建設となったものだ。
(画像はプレスリリースより)

一般財団法人東北電気保安協会
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