富士山の裾野の遊休地を活用
丸紅株式会社の100%子会社である三峰川電力株式会社は、静岡県小山町に建設した大規模太陽光発電所「小山太陽光発電所」が竣工式を開催したことを発表した。
この発電所は、小山町から遊休民有地の紹介を受けて、富士山の裾野に広がる山林の中の傾斜地に効率的に太陽光パネルを設置したもので、環境に配慮したメガソーラーといえる。
出力は1.8メガワットで、年間発電量は、一般家庭約580世帯の年間電力消費量に相当する209万キロワットアワーと見込んでいる。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用して東京電力に売電する。
再生可能エネルギーの開発に注力
丸紅と三峰川電力は、太陽光発電所や小水力発電所などの電源開発と運営を多数行っており、50年以上にわたる発電所運転のノウハウを持っている。
両社が手がけたメガソーラー案件は、北海道清水町の4.2メガワット、大分県大分市の82メガワットの案件など、9件15ヵ所で、総発電容量は約200メガワットになる。
また、小水力発電所についても、長野県伊那市、長野県茅野市、山梨県北杜市で、7ヵ所の発電所が稼働中であり、丸紅は、今後2020年までに国内30ヵ所程度の中・小水力発電所の開発を目指している。
(画像はプレスリリースより)

丸紅
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