合計7ヵ所の水みらいセンターで太陽光発電
大阪府は、2015年9月1日より、府内の4つの下水処理施設にて、新しい太陽光発電プラントの発電を開始したことを発表した。
今回発電が開始されたのは、茨木市の中央水みらいセンター、枚方市の渚水みらいセンター、藤井寺市の大井水みらいセンター、大阪狭山市の狭山水みらいセンター。
中央水みらいセンターは、約30000平方メートルにも及ぶ下水処理施設の上屋に、太陽光発電パネルを設置、2.0メガワットの発電を行う。渚水みらいセンターは、設置面積が25000平方メートルで、発電量は1.5メガワット。
大井水みらいセンターは、20000平方メートルの設置面積で、発電量は1.5メガワット。狭山水みらいセンターは、15000平方メートルの面積で、1.0メガワットの発電量だ。
民間企業との連携でエネルギーの地産地消を
大阪府では、都市インフラを活用した新エネルギー政策の一環として、府内に点在する下水処理施設で、広大な敷地や施設を利用した、大規模な太陽光発電システムの導入を進めており、これまでに、泉南市の南部水みらいセンターと、忠岡町の北部水みらいセンター、貝塚市の中部水みらいセンターが稼働済みである。
こうした事業では、大阪府が事業者となり、民間企業に太陽光発電プラントの設置とメンテナンスを委託して、リース料を支給。大阪府が、再生エネルギー買取制度に基づいて売電を行う、というスキームとなっている。
また、災害時において、新エネルギー発電の優先的な活用が可能となるよう受電設備も整備し、非常電源として利用していく意向だ。
(画像はプレスリリースより)

大阪府
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