出力2.4メガワットの大規模発電
シャープは、シャープと芙蓉総合リース株式会社が共同出資した合同会社クリスタル・クリア・エナジーが事業主となっている「いなべ丹生川太陽光発電所」が、9月8日に商業運転を開始したことを発表した。
この発電所は、三重県いなべ市大安町丹生川上の約3万4000平方メートルの敷地に建設され、モジュールの出力規模は約2.4メガワット、年間予測発電量は、一般家庭の約744世帯分に相当する約268万キロワットアワーである。
シャープが施工や運転保守を担当
シャープは、合同会社クリスタル・クリア・エナジーより、発電所の開発と建設、運転保守と管理を委託され、発電事業を実施、今後も太陽光発電所の建設および発電事業を積極的に推進し、再生可能エネルギーの普及に努めていく方針だ。
一方、芙蓉総合リースも、プレスリリースにて、今後も太陽光発電の事業を通じ、再生可能エネルギーの普及に努め、地球環境保全に取り組んでいく意向を示している。
温暖で日照時間が多い気候特性
三重県では、2012年3月に、三重県新エネルギービジョンを策定し、地域資源や地域特性を生かした新エネルギーの積極的な導入を促進し、あわせて地球温暖化対策や産業振興を目指している。
太陽光発電に関しては、比較的温暖な気候で日照時間にも恵まれていること、設置する地域に制限がなく、機器のメンテナンスはほとんど必要ないため、導入しやすいことなどから、県内で多くのメガソーラーが操業を開始し、2014年度末時点で、合計1222キロワットの太陽光発電が導入されている状況だ。
(画像はプレスリリースより)

シャープ
http://www.sharp.co.jp三重県新エネルギービジョン
http://www.pref.mie.lg.jp/ENERGY/hp/energy/