プロジェクトのEPC企業から受注
電力技術とオートメーション技術の大手企業であるABBは、岡山県瀬戸内市に建設が予定される、日本最大級の太陽光発電所において利用される接続箱「PVmax」を受注した。これはEPC(設計・調達・建設を含む、建設工事請負契約)として建設に携わる、東洋エンジニアリング株式会社からのものとなる。
この「瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクト」は、瀬戸内市内にある錦海塩田跡地の活用について公募があり、地域への波及効果を期待できるとして、環境の保全を重視した日本最大級のメガソーラーが採択されたもの。
瀬戸内市の塩田跡地を利用した一大プロジェクト
同プロジェクトは、岡山県瀬戸内市にある錦海塩田跡地である約500haを利用したもので、2014年10月よりそのうちの260haの部分に建設を進めており、総事業費は約1,100億円が見込まれている。完成すれば最大出力規模約230MWとなり、現在着工済みの太陽光発電所としては日本最大の規模となる。
同製品は環境の保全を重視した、同プロジェクトのコンセプトにマッチしたもので、100%リサイクル可能な樹脂筐体で、塗装は約20年間の耐久性を持つ。
また利用者が安全に運用できるように、厳選した要求仕様とABB製低電圧機器で全て構成されている。さらに軽量で強固、取り回しも容易で、効率的な設置を可能とする。従来の金属製筐体と比較し、作業者の負担を大幅に和らげ、建設期間とコストの削減に貢献する。
ABBは同プロジェクトの建設に、約5,000台のPVmaxを納入する。同社の世界で評価された高品質な生産能力と、直流1000V以上に対応可能な最先端の技術により、国内最大級のメガソーラープロジェクトの成功を支援する。
同発電施設は、2019年第2四半期より商業運転を開始予定で、FIT(固定価格買取制度)のもと、20年間にわたり中国電力に売電する予定である。
(画像はニュースリリースより)

ABB in Japan ニュースリリース
http://www.abb.co.jp/cawp/seitp202/ABB in Japan
http://www.abb.co.jp/瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクト
http://www.setouchimegasolar.com/