もうすぐソーラーカーはファミリーカーに
イスタンブール工科大学(ITU)チームは、ソーラーカー「アルナ」の競技における公道使用へ向けて、準備を進めている。「アルナ」は、真っ赤な朝焼けの輝きと、ヒンドゥー教神話に出てくる、7頭の馬に引かれた戦車をブランドイメージにした。
同チームは、これまで9年間で製作した7台で、18の賞を獲得している。
アルナは、4人乗りだ。 チームはこれまで、競技用のソーラーカーを手がけてきたが、一般使用のためのトルコ初のソーラーカーを構築したいとの考えで、国産車となる「アルナ」を開発。代替エネルギーを日常生活で使用することができるよう、設計されている。
25人で構成されるソーラーカーチームは、既に設計を完了し、製作する請負会社に引き渡しているが、今後もITUでは、それらのワークショップが継続される予定だ。
初めの試作品が6月に完成され、7月に公道走行、8月には26都市を含む約6000キロメートルのトルコツアー、9月にはオーストラリアで開催される「世界ソーラーチャレンジ」に出場することが予定されている。
ブラクOklarチームリーダーは、
「アルナは、市場に導入するために設計された量産可能な、いわゆるファミリーカーだ。」(Dairy Sabah)
と述べている。
「やかん」程度のコストで500キロメートルの距離を走行!
「アルナ」は、タッチスクリーン、パーキングセンサー、ヘッドアップディスプレイ、クルーズコントロールを備える。太陽エネルギーを貯蔵する蓄電池で動作し、7.5キロワット充電ユニットは、蓄電池を2時間で充電することができる。
1度フル充電すると、時速約70キロなら500キロの走行が可能。コストは、5トルコリラ(236円程度)と「家にあるやかんと同程度のコスト」とOklar氏は表現する。
走行1キロ当たり0.01トルコリラ消費するが、さらに太陽エネルギーで稼働するブレーキシステムをインストールすれば、コストはキロ当たり0.008トルコリラまで下げることができるという。

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