「東伊豆風力発電所」の営業運転を開始
東京電力株式会社は9月28日、静岡県賀茂郡に位置する三筋山[みすじやま]山頂付近に、同社初となるウィンドファーム「東伊豆風力発電所」の営業運転を開始した。
同発電所は、静岡県賀茂郡東伊豆町と河津町の境界に位置する、三筋山の山頂西側に、1基の最大出力1,670kWの風車を11基建設し、合計最大出力18,370kWのウィンドファームとして運転を開始した。
風が強く広い土地を有効利用
2009年10月から建設が始まった同発電所は、同社初のウィンドファームとなる。ウィンドファームとは、一つのエリアに多数の風力発電機を設置し、ファーム全体で大規模な発電を行う施設である。
国内では、風が強く広い土地を確保できる北海道や東北地方を中心として、ウィンドファームの建設が増えてきている。
風力発電の集まる伊豆半島東岸
伊豆半島の三筋山付近では、既にユーラスエナジーグループによる「ユーラス河津ウィンドファーム」が稼働しており、その他「東伊豆町風力発電所」の3基も稼働中で、この近辺だけでも20基以上が稼働することになる。
同発電所の稼働により、年間で一般家庭約1万世帯相当の電力を供給し、約1.6万tのCO2排出量の削減を見込んでいる。
同社は、今後も電力の安定供給に努め、再生可能エネルギーの拡大を通じて、グループ全体で環境配慮型の事業活動を実施し、地球温暖化対策に取り組むとした。
(画像はニュースリリースより)

東京電力株式会社 ニュースリリース
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