イタリアの女性企業家が太陽光を天然ライトとして利用するデバイスを開発
イタリアの女性企業家ディーバ・トメイ氏は、太陽光を採光するポータブルのデバイスLucyを開発し、同デバイスのプレオーダーを受け付けている。
ディーバ・トメイ氏が開発したLucyは球形(直径30cm)で重さ2.5Kgの、素敵なデザインのデバイスで、鏡を使用して太陽の強い光を室内に取り入れることができる。25平方メートル(約15畳)に必要な5,000ルーメンを越える7,000ルーメンの光量があるという。
同デバイスは、太陽光の位置を追うことができるスマートデバイスであり、太陽光発電の電力により、太陽の動きにに合わせて自動的に追随する。
小売価格は300ドルだが、現在事前注文を受け付けており、プレオーダー用のLucyウェブサイトから199ドルで注文できる。
Lucy開発の経緯
Lucyを開発しているソレニカ社のCEOであるディーバ・トメイ氏は、ケンブリッジ大学在学中に自身が患っていた季節性情動障害を治療するための方法としてLucyのアイデアを思い付いた。
Lucyを開発しつつ、同氏は、世界の多くの人々は、家庭での日照不足に起因する健康上の問題を抱えていること、そして、この問題に関して、自身にできることがあるということを実感していた。
同氏はソレニカ社を起業し、ブルガリやカヴァッリで、世界最速車の設計支援をしていたアレッシオ・パオレッティ氏を、また、イタリアで最大の電話会社テレコムでマーケティングおよび事業開発を行っていたマティア・ディ・シュタージ氏をリクルートした。
彼らは、デザインとテクノロジーを通じて、幸福と健康を促進することを目標としている。
(画像はLucyホームページより)

Lucy
http://preorderlucy.com/