森林資源を有効利用した地域密着型事業
東邦銀行は、「株式会社バイオパワーステーション新潟」が実施する木質バイオマス発電事業に対して、総額33億円の協調融資(シンジケートローン)を組成したことを発表した。
この件に対する融資契約は今年の3月30日に締結されており、主幹事金融機関が東邦銀行で23億円を融資し、その他に第四銀行が参加している。
この事業では、新潟市北区東港に、大型木質バイオマスの発電施設を建設し、5750キロワットを発電、東北電力へ売電する。新規に15名の従業員を雇用する予定で、操業開始は2016年6月を見込んでいる。
地域の自然の特色である豊富な森林資源を有効利用した、地元企業や地方自治体が一体となって取り組む地域密着型の事業であり、電力の安定供給だけでなく、林業の活性化や森林再生、循環型社会の形成など、幅広い効果が期待されている。
環境分野の金融問題に貢献
東邦銀行では、こうした木質バイオマス発電事業の他、大型風力発電事業や、太陽光発電事業に関わるプロジェクトファイナンスを組成するなど、環境分野へ積極的に貢献を行っている。
今後も、さらなるノウハウの蓄積を図り、様々な方策によって環境に関する金融のニーズに対応していく意向だ。

東邦銀行
http://www.tohobank.co.jp新潟市
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