自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月05日(月)
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日本と世界の太陽光の発電の導入状況は?

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日本と世界の太陽光の発電の導入状況は?

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再生可能エネルギー化
現在、世界的に再生可能エネルギーによる発電の導入が進んでいる。2014年には全世界の発電量のうちの22.8%が再生可能エネルギーによって発電され、過去最大の数値を記録しています。中でも急激に伸びているのは太陽光発電です。資源枯渇や環境問題を懸念する傾向がある今、太陽光エネルギーは世界の発電のあり方を変えるものとして注目されています。
太陽光
成長し続ける太陽光発電
国際機関のREN21の統計によると、全世界の再生可能エネルギーの導入量の中で太陽光発電が最も伸びています。2013年の総容量が1億3800万kWであったのに対し、2014年はそれよりもさらに多い1億7700万kWを記録しています。10年前の総容量が370万kWしかなかったことを考えると急激な成長です。

中でも日本は世界3位の太陽光発電整備の総容量を誇っています。日本は2012年7月1日から太陽光を含めた再生可能エネルギー固定価格買取制度を開始しています。この制度が始まってからの日本の太陽光発電は急激なペースで発展を遂げています。2014年の導入量は970万kWであり、これは中国の1060万kWに次いで世界2位です。日本の太陽光発電整備の総容量は2014年時点で2300万kWまで達しており、世界トップのドイツに猛追しています。

世界各国の太陽光発電
日本だけでなく、世界のさまざまな国も再生可能エネルギーによる発電を試みています。こうした動きもあって太陽光発電は今最も勢いのある分野となっています。

1.アメリカ
アメリカは太陽光発電整備の総容量でいうと第5位となっています。しかし、2014年の導入量は620万kWであり、これは中国、日本に次いで世界3位です。アメリカはその広大な土地を生かした太陽発電所の大規模建設プロジェクトが次々と開始され、今後も導入量は伸びていくと予想されます。

また、アメリカでは太陽熱発電設備が増えています。太陽熱発電の分野においてアメリカは世界2位の太陽熱発電設備の総容量を誇っています。世界1位の総容量を持つのはスペインで、圧倒的なシェアを占めています。太陽熱発電の導入量はまだまだ少なく、アメリカやスペイン以外の国ではほとんど導入されていません。現在、インドや南アフリカで太陽熱発電を大きく発展させようという動きがあり、太陽熱発電が世界中に普及することで環境問題が改善されることを期待されています。

2.ドイツ
ドイツの太陽光発電設備の総容量は3800万kWに達しており、世界トップに君臨しています。ドイツは2000年から再生可能エネルギー固定価格買取制度を開始しており、その頃から太陽光発電の先進国として活躍してきました。しかし、2014年の導入量は190万kW程度にとどまり、近いうちに日本、中国、アメリカに追いつかれる可能性もあります。

今後の太陽光発電
全世界で再生可能エネルギーによる発電量は拡大しています。中でも太陽光発電は今最も勢いがあり、太陽エネルギーを利用した発電はさらに伸びていくことが予想されます。再生可能エネルギーを利用することは資源・環境問題の改善に大きく影響を与えるものであるため、今後のさらなる活躍が期待されています。
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