避難指示解除準備区域に発電所を建設
戸田建設は、かねてより福島県川俣町に建設中であった「川俣町山木屋地区復興メガソーラー発電所」が竣工式を迎えたことを発表した。
この発電所は、避難指示解除準備区域に指定されている川俣町山木屋地区の、たばこ畑や水田等として使用されていた約3.6ヘクタールの用地に、地主の協力を得て、香野建設がEPCを行って建設されたもの。
川俣町と戸田建設、東芝、渡辺エンジニアリングと、川俣精機、大弥商店、杉田屋電建工業の町内企業3社が共同出資して設立した合同会社「かわまた復興発電合同会社」が事業主となる。
発電容量は、モジュール容量2.17メガワット、PCS容量1.925メガワット、東芝製パネル250ワットが8680枚使用されている。事業時間は、2035年までの20年間で、売電価格は32円。
スマートコミュニティ構築で復興を目指す
川俣町では、2013年度より川俣町スマートコミュニティ推進委員会を設置し、再生可能エネルギーと活用した、安全・安心で暮らしやすいまちづくりを推進している。
特に、山木屋地区では、復興に向けたスマートコミュニティ構築事業が提案されており、戸田建設は、出資者の一員として参加するとともに、基本計画の段階から技術的サポートを行ってきた。
今回のメガソーラー発電所は、この事業の皮切りとなるものであり、復興に向けて、継続したさらなる事業が展開されていくこととなる。
(画像はプレスリリースより)

戸田建設
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