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2025年05月06日(火)
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水力発電は自作で作れる?水力発電自作キットとメリット・デメリット

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水力発電は自作で作れる?水力発電自作キットとメリット・デメリット

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使うのは自転車の部品
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)スタートから、売電によって設置費用を回収し、自宅でも電力を利用できるという利点によって住宅向けの太陽光発電が普及している。しかし、回収できるといってもその費用は安価なものではなく、システムのメンテナンスも自力でできるとは限らない。

環境が変わらない限り、無限で無償といえる自然エネルギーを利用するからには、システムの設置から管理を自力でローコストに行いたいと考える人もいるはずだ。

再生可能エネルギーとして太陽光発電、風力発電などと並ぶ水力発電だが、我が国ではなんと明治時代から導入される歴史をもつ。

水力発電は水の流れを利用して電力を生み出すことから、落差のあるダムなどを利用し、発電用の水車を回すという仕組みが一般的で、流量・落差さえあれば発電することができる。

風が吹かない日、陽の当たらない日があろうとも、川の水が止まるということはそうそうないことから、水力発電は太陽光発電や風力発電と比べても安定した電力を得られ、導入コストも低くてすむのだ。

今回は、水源豊かな我が国ならでは、適応可能範囲が非常に広い発電方法である水力発電機を、自転車の部品を使って自作する方法を紹介する。

水力
(画像はwikipediaより引用)
入手可能な材料で
おおまかに必要となるのは水の流れを受けて回転する『水車』とこのパワーを電力に変える『発電機』だ。

今回はこの『水車』に自転車のハブダイナモ(タイヤの中心に取り付ける発電機)を利用する。

暗い道を自転車で走る際、前輪の中心部分についているスイッチを入れライトを使用した経験があるだろうか。

このライトは自転車を漕ぐ動力で車輪が回り、ハブダイナモという装置によってそのエネルギーを電力に変えることで灯っている。

家庭用の水力発電機を自作する際にも、ハブダイナモが水の力によって回転する水車の動力を得て発電を行うのだ。

また、そこから得た電力を安定させるため、『発電機』として交流発電機と整流器を組み合わせた自動車用のオルタネーターを使用する。

詳しい製作方法はインターネットで水力発電機を自作している人のブログや書籍『自分で作るハブダイナモ水力発電 (大人の週末工作) 』などを参考にすれば、水車の材料はホームセンターで調達できる木材など、簡単に入手できるものが多く、誰でも取り組むことの出来そうな内容である。

ただ、いざ設置するとなった場合にそこが私有地でないと行政からの設置許可を得ることは困難なことが多く、事前に確認しておく必要だ。
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