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2025年05月06日(火)
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地熱発電も様々!地熱発電の種類と特徴!

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地熱発電も様々!地熱発電の種類と特徴!

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地熱発電の種類
石油や石炭などの有限の資源とは違いクリーン再生可能なエネルギーには水力、風力、太陽光、太陽熱、潮力・波力・地熱、バイオマス等の自然エネルギーがあり、世界的に開発されています。中でも日本国内での地熱エネルギーは東日本大震災以降、原発に代わる最有力候補の自然エネルギー源として政府が地熱発電開発の規制を緩和してまで今後の開発、利用を期待されているエネルギーです。地熱発電の種類はフラッシュサイクル発電、バイナリ—サイクル発電、ドライスチーム発電の3方式に分かれます。
地熱発電
地熱発電は天候に左右される太陽光、太陽熱、風力とは違い安定した効率と発電力を誇っています。全国地熱発電所の平均発電熱効率は15〜20%内と安定しています。発電量はアメリカ、インドネシアに次いで世界第3位と言う豊な地熱資源量を保有していますが、日本は原発ばかりに頼り地熱エネルギーの開発をしなかったため、発電量は低かったのですが、効率の高いバイナリ—発電の開発により発電量は年々上昇しています。2050年の年間平均発電量は1,400TWh に達すると見込まれています。
  
地熱発電の原理
地球の中心は「核」と呼ばれ6000度の熱の塊があります。地球の深部に行けばいくほど高温になります。地下1,000〜 3,000m 程度の地下には1000度前後のマグマ溜まりがあり、地熱地帯と呼ばれています。この一帯に浸透した雨水はマグマによって温められ高温の蒸気と熱水を発するようになります。地熱を地表まで引き上げエネルギー資源として発電する地熱発電の原理はこの地熱地帯の地中深部から汲み上げ湧き上がった蒸気が資源となり直接タービンを回して発電する仕組みです。この時、地表に引き上げた蒸気や熱、水の状態によって発電の仕組みは3方式に分かれますが、原理は全て同じです。

地熱発電の特徴
燃料となる資源が不要で発電したあとは地中に戻すため、クリーン再生できる半永久的なエネルギーです。また、アメリカ、インドネシアに次いで世界3位の地熱保有量から輸入に頼らない純国産エネルギーとも言えます。天候に左右されにくいので安定した発電量で安定した供給を期待できます。

フラッシュサイクル発電
地熱エネルギーとなる流動体をくみ上げ、蒸気と熱水に分離した後、蒸気でタービンを回転させ発電します。熱水は地中深部へ戻されます。シングルフラッシュサイクル発電に比べ2段階で蒸気を抽出させ電気を作るダブルフラッシュサイクル発電の方が効率的に発電量が増加します。

バイナリ—サイクル発電
地熱資源となる流動体が低温で蒸気が低気圧だった場合は加熱する資源と過熱される資源の二種熱サイクルを利用して発電させる方式がバイナリ—サイクル発電です。くみ上げた熱水で水よりも沸点の低いフロンやアンモニアを沸騰させてわき起こった蒸気でタービンを回して発電させる仕組みです。

ドライスチーム発電
汲み上げた流動体にほとんど熱水が含まれていない乾燥した蒸気の場合、その蒸気で直接タービンを回し発電する方式です。松川 発電所東北水力地熱にある松川発電所で行われています。
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