ZEデザイン初の木質ガス化発電所を山形県最上町に開設
株式会社ZEエナジーは、株式会社ZEデザインと共に、7月28日、木質ガス化発電所開設を目的として、山形県最上町と協力体制構築に関する覚書を、同日締結したと発表した。
木質ガス化発電所(発電規模:1000kW)は2015年10月に着工し、2016年10月には売電を開始する予定だ。
ZEデザインおよびZEエナジーは、2000kW以下の「コンパクトバイオマス発電装置」の製造・開発を行い、地域の森林資源を有効利用した、地産地消のエネルギーモデルの実現に取り組んでいる。
最上町は、町の面積の84%が山林で、林業の衰退に頭を悩ませていて、同事業を進めることによる、町の活性化や雇用の創出などの効果に期待している。
木質ガス化発電所の運営
電力の用途については、当初は東北電力に売電を行い、事業収入を確保する予定だが、ZEデザインまたはZEエナジーが特定規模電気事業者の免許を取得した後は、最上町の電力会社となり、最上町へ優先的に電力を販売する予定だ。
発電時に発生する廃熱の有効利用については、ZEデザイン、ZEエナジー、最上町、地域の有識者などからなる、最上町バイオマス推進協議会(仮称)を設置し、最上町および施設内での有効活用を検討してゆく。
(画像は株式会社ZEエナジーホームページより)

株式会社ZEエナジー・お知らせ
http://www.ze-energy.net/news/info/ze_2.html