コンパクトで施工性の良い集電盤を新規開発
株式会社Wave Energyは、メガソーラー発電所向けのコンパクトで施工しやすいDC1000V用集電盤を新規開発。またコンパクト性と搬入の容易さで評価の高いSOLAR SPEC DC1000Vシリーズに、更なる利便性と安全性の向上のために、この集電盤機能をプラスした製品も発表した。
新開発されたDC1000V用集電盤は、集電MCCB(配線保護用遮断器)内蔵の自立盤を新規でラインナップに追加。これは接続箱からの直流側分岐回路を統合できるもので、回路ごとでの安全確認ができるため、点検の際に起こりうる回路の切り忘れなどによる感電事故の防止につながり、信頼度の向上に大きく貢献する。
またサイズもコンパクト化され設置面積の縮小に寄与、同時に施行も以前より容易に行えるよう配慮されている。
SOLAR SPECシリーズの特徴
SOLAR SPECシリーズは、メガソーラー発電所向けの高圧盤と大容量パワーコンディショナをパッケージしたシステムで、必要な機器を一体化してあるため現地組立工事が不要。また非常にコンパクトな設置面積で済むように設計され、大幅なコストダウンを実現している。
主な特徴としてエアコンの室外機や集電盤、TMEIC製パワコンや高圧盤・専用変圧器などすべてを一つにまとめたオールインワン仕様となっており、更には補助変圧器・UPSも収納した系統連動に必要な機器をすべて一体化してある。
また集電盤機能も内蔵しており、接続箱から集電ブレーカに直接配線できるためケーブル施工の信頼性向上に一役買っている。
オールインワン使用のため、搬入においてもクレーンで吊り上げての移動や設置など一体的な搬入が可能となり、大幅な工期の短縮が可能となった。
パワコン専用の高効率変圧器を採用し、コンパクトな配置と省エネを実現。他にも屋外盤でありながら、遮熱塗装や遮熱板に加え二重天井なども用い熱対策も万全。盤内はパワコンの熱と風を効率よくエアコンで冷却できる構造にして熱効率をアップしている。
SOLAR SPEC DC1000Vシリーズに集電盤機能追加搭載
そのSOLAR SPECは、DC600Vシリーズと同様にDC1000Vシリーズも、直流側分岐回路に集電盤機能を追加した。
直流分岐回路をMCCBにしたことにより、ヒューズが溶断した際の交換に時間がかかり長時間送電が止まっていた以前までの状態から、再送電開始までの時間が大幅に短縮でき早期復旧が可能となった。
また集電盤を採用することにより一カ所での確認作業やスイッチのオン・オフが可能となり、切り忘れなどの人為的ミスによる感電事故の発生を防止。また回路ごとの安全性確認もできるため、以前と比べ信頼性の大幅な上昇が期待できる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社Wave Energy ニュースリリース
http://www.wavee.co.jp/news/data/release20150728.pdf株式会社Wave Energy
http://www.wavee.co.jp/news/at press
https://www.atpress.ne.jp/news/68701