ため池に対する労力や経費を節減
福岡市では、市内の農業用ため池の水面などを貸し出して、太陽光発電事業を行うこととし、事業者を公募することを発表した。
利用されるのは、公簿面積 14,132平方メートルの農業用ため池「蓮花寺池」で、事業者は、この池の水面および堤防を含む法面に太陽光発電システムを設置することから、行政財産の空間的余裕部分の活用促進が実現される。
また、適切に保全管理を行うため、取水施設をのぞくため池管理用地、フェンスを含めたため池一体の使用許可が行われ、ため池での除草やフェンス監理、不法侵入者の対策等の維持管理業務を事業者が担当することから、福岡市の労力や経費の節減が期待されている。
さらに、農業用ため池の貸し出しにより事業者が支払う使用料については、市の収入となるのも利点の1つだ。
2016年3月より事業開始予定
事業者からの企画提案書の受付開始は8月7日で、事業者の決定は、8月31日に書面にて通知する。事業者は、2016年3月末までに太陽光発電設備を設置して事業を開始できる計画とすること。
事業期間は20年間。事業者は、申請を含む各種手続き、太陽光発電システムの設計や施工、施設の維持管理等に係わる一切の費用を負担するが、売電等による事業収入を得るものとする。
(画像はプレスリリースより)

福岡市
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