HIT採用では国内最大の発電所
パナソニックは、社内カンパニーのエコソリューションズ社が開発した太陽電池モジュール「HIT」が、北海道厚真町に建設されたメガソーラー発電所「北海道厚真ソーラー2」に採用されたことを発表した。
北海道厚真ソーラー2は、三井物産100%子会社の三井物産プラントシステムが建設した、1.8メガワットの出力を持つメガソーラーシステム。これは「HIT」を採用した国内最大規模のメガソーラー発電所となり、7月10日に開所式が実施された。
発電電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき、全量が北海道電力に売電される。
高いモジュール変換効率で狭い設置場所でも有効
太陽電池モジュール「HIT」は、太陽光エネルギーから電気エネルギーに変換した際の割合を示す、モジュール変換効率は18.8%と、高い数値を実現しているのが特長。これは、単結晶シリコンにアモルファス(非結晶)シリコン層を積層した独自のヘテロ接合型太陽電池であることによる。
また、温度特性にも優れており、夏場の高温時にも出力が低下しにくいこと、面積あたりのシステム容量がトップ水準を示していることも特長となっている。
北海道厚真ソーラー2では、限られた設置面積条件において、より多くの発電量が求められていたこと、さらにはモジュール出力20年保証という点も評価され、「HIT」の採用となった。
(画像はプレスリリースより)

Panasonic プレスリリース
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