2020年東京オリンピックに向けてバイオジェット燃料実現の道筋を探る
経済産業省は、7月2日、2020年東京オリンピックに向けて、バイオジェット燃料を使用したフライトを実現することを目標として、検討するべき課題を明らかにし、今後のバイオジェット燃料導入の道筋を描くために、道筋検討委員会を設置すると発表した。
第1回会合は2015年7月7日(火)に開催する。
バイオジェット燃料の早期実現は必至
CO2排出量削減、新エネルギー源等の観点から、トウモロコシなどの穀物をはじめ草木、食品廃棄物などを原料として生成されるバイオ燃料は、軽油やジェット燃料など輸送用の石油由来液体燃料の代替燃料として期待されている。
国連の専門機関の一つである国際民間航空機関(ICAO)なども、2020年以降の航空温室効果ガス削減対策として、バイオジェット燃料の利用を各国エアラインに促しており、我が国のエアラインも導入を検討している。
国土交通省及び経済産業省では、2025~2030年頃にバイオジェット燃料の生産技術を確立する見込みを立てていたが、2020年東京オリンピックに向けて、前倒しでバイオジェット燃料でのフライトを実現することとなった。
道筋検討委員会の構成
この検討委員会には、国土交通省、経済産業省をはじめとし、航空関連機関・事業者、石油関連事業者、さらに、NEDO、バイオ燃料開発事業者などが出席する。オブザーバーで環境省も出席する。
(画像は経済産業省ホームページより)

2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けたバイオジェット燃料の導入までの道筋検討委員会を設置します
http://www.meti.go.jp/press/2015/07/