東芝が納入した小型地熱発電設備が営業運転を開始
東芝は、7月2日、中央電力ふるさと熱電株式会社向けに納入し、熊本県阿蘇郡小国町のわいた地熱発電所に設置されている、小型地熱発電設備「ジオポータブル」が、6月16日に営業運転を開始したと発表した。
東芝は、1966年に日本国内初となる岩手県松川地熱発電所に2万キロワットの地熱蒸気タービン・発電機を納入して以来、世界各国に52台、約340万キロワットの地熱発電設備を納入し、世界トップの24%のシェアを誇っている。
「わいた地熱発電所」
熊本県阿蘇郡小国町のわいた温泉郷は湯量が多く、温泉地一帯の地面からもうもうと湯煙が立ち上がる様は、豊富な地熱資源が地中に存在していることを示している。
2011年より、合同会社わいた会(地元の温泉組合)は中央電力ふるさと熱電株式会社と共同でわいた地熱発電所を開発してきた。
今回営業運転を開始した発電設備は出力が2,000kWとコンパクトではあるが、この規模の発電所としては、16年ぶりの新規稼働地熱発電所の誕生となった。
同発電所は、地元の人々が主体となって立ち上げた地熱発電事業の日本第1号となり、地域の活性化にもつながっている。
(画像はニュースリリースより)

小型地熱発電設備「ジオポータブル」が初の営業運転を開始
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