省エネに関する分野の事業化を見据える
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は7月1日、事業化を見据えたエネルギー供給から需要までのあらゆる分野において、省エネルギー技術開発テーマを広く募集。省エネルギー社会の実現を目指したテーマに助成するとした。
本事業では、NEDOと経済産業省が共同で策定する「省エネルギー技術戦略」で掲げられた産業、家庭・業務、運輸部門等における日本の省エネルギーに寄与する14の重要技術を中心に、開発・導入シナリオの策定から事業化まで切れ目なく支援する。
日本の重要課題、持続可能な省エネルギーの実現に向けて
政府の第4次「エネルギー基本計画」においても、徹底した省エネルギー社会の実現と多様化・多層化による柔軟なエネルギー需給構造の構築が掲げられるように、経済成長と共に持続可能な省エネルギーの実現は日本の重要課題である。省エネルギーの技術は広範囲かつ多分野に及ぶため、これらの実現には戦略性を持って強力に省エネルギー技術の開発を推進することが必要となる。
NEDOは、2012年度から戦略的省エネルギー技術革新プログラムを開始。中小・ベンチャー企業、大手企業、大学、研究機関などに、開発・導入シナリオの策定等から事業化まで切れ目のない支援を実施している。
今回の第2回公募は、省エネルギーに関する技術開発テーマを公募し、省エネルギー社会の実現を達成するためのテーマに助成を行う。なお第1回公募と同様に、14の重要技術と、50の特定技術開発課題については、優先的に採択を行う予定。
公募期間は、2015年7月1日から2015年7月30日正午まで。公募説明会は全国各地(川崎、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)で予定している。
(画像はニュースリリースより)

NEDOニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100405.html