ブラジャーを固形燃料に
女性下着メーカー最大手のワコールは2月から4月まで不用となったブラジャーを店舗にて回収し、産業用固形燃料に加工処理する「ブラ・リサイクル」を本年度も実施した。
今年から同キャンペーンに「YouTuber」を起用した動画プロモーションによって告知を行った。顧客がより身近に感じるような表現で作成された動画は、再生回数も約25万回を超えた。
今年は30万枚のブラジャーが製紙の燃料に
ブラジャーの回収された期間は、2月12日の「ブラジャーの日」から、4月22日の「アースデイ」まで。
回収の窓口となるのは、百貨店、下着専門店、同社直営店など約800店舗。回収方法は、顧客が不用なブラジャーを「ブラ・リサイクルバッグ」という専用の回収袋に入れて店頭に持ち込む。
リサイクルバッグはプライバシー保護に留意し、一度も開封されることなく同社の契約処理工場に送られ加工される。
今年は、前年比119%である合計約8万袋を回収し、約30万7000枚のブラジャーが約30トンのRPF(産業用固形燃料)に加工された。
ブラジャー回収袋にも再生
加工されたRPF(産業用固形燃料)は、製紙会社などで燃料として使われる。その燃料で作られた再生紙の一部は、ブラ・リサイクルバッグとして再度使用される。
同社は、この取り組みを2008年から、環境活動の一環として行ってきた。開始時から今年までの8年間の累計回収枚数は約100万枚、RPFにリサイクルされた総量は約100トンだ。
(画像はキャンペーン公式サイトより)

ワコール ブラ・リサイクル
http://www.wacoal.jp/braeco/