省スペース化と建設コスト圧縮が可能なパッケージ型水素ステーション
2017年7月10日、岩谷産業株式会社は、岡山県内初となる「(仮称)イワタニ水素ステーション 岡山南」(以下、同ステーション)を建設すると発表した。
岡山県は、関西と四国、九州を繋ぐ要所であるため、県内の燃料電池自動車(以下、FCV)ユーザーに加え、隣接地域から他地域への移動時の中継充填拠点としても、同ステーションが利用されると期待されるとのことで、2017年度中の完成をめざしている。
「(仮称)イワタニ水素ステーション 岡山南」の概要
同ステーションは定置式で、主要機器類をユニット化してひとつのパッケージ内に収める方式で、省スペース化と現地工事縮小による建設コスト削減を図っている。
なお、設備は、圧縮機、蓄圧器、プレクーラー、ディスペンサーなどから構成されており、水素供給は圧縮水素オフサイト供給、供給能力は150Nm3/h、充填圧力は82MPaで1時間当たりFCV3台の満充填が可能だ。
また、FCVが普及して充填台数が増加した場合には、圧縮水素の貯蔵量を増加させることで対応できる。
同社は、これまでに全国22ケ所の水素ステーション建設を行っており、今後の地方都市への展開や、土地の制約が多い都市部における水素ステーションのモデルの一つとして考えている。
(画像はプレスリリースより)

岩谷産業 プレスリリース/ ニュースリリース
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