公用車としてのFCV導入は、都内26市で初
東京都多摩市は12月26日、同市の公用車として燃料電池自動車(以下、FCV)を導入した件について、ホームページに掲載した。
導入車両は、本田技研工業の「クラリティ・フューエル・セル」で、納車日は12月19日。FCVを公用車として導入したのは、東京都内の26市では多摩市が初となる。
また、12月22日には納車式が開催された。納車式には本田技研工業の代表者のほか、多摩市議会議長、多摩市長が出席した。
FCV 市民向けイベントでの展示で、環境啓発活動も
導入されたFCVは、主に多摩市議会議長車として運用し、市民に対して環境に配慮した車両の周知を図る。そのほか、市民向けのイベントに展示するなどして、環境に対する啓発活動においても使用される予定だ。
同市がFCVを導入した背景は、低炭素社会への取り組みを推進するためだ。FCVは、水素と酸素の化学反応で生じた電力を動力としており、排出されるのは水だけで、排出ガスが発生しない点が特長だ。
同市は、FCVを率先して導入することにより、水素社会実現に向けた初期需要を創出していきたいとしている。
(画像は多摩市ホームページより)

多摩市ホームページ
http://www.city.tama.lg.jp/16852/16899/024495.html