中国での市場拡大に備えて生産・供給体制を拡充
三井化学株式会社は2016年12月21日、台湾プラスチックス社との合弁会社である「台塑三井精密化学有限公司」で、リチウムイオン電池用電解液の設備を増設し生産能力を拡大すると発表した。
「台塑三井精密化学有限公司」の設備拡大によるリチウムイオン電池用電解液の生産能力は、現状の年間1500トンから年間5000トンに増えるという。スケジュールは、2016年12月に着工し、2017年11月稼働開始となっている。
2017年4月に名古屋工場も稼働開始
同社は、プラグインハイブリッド車や電気自動車の普及によるリチウムイオン電池の中国市場拡大を見込んで、電解液の設備を「台塑三井精密化学有限公司」に建設し、2016年7月から稼働を開始している。今回の設備拡大についても更なる市場拡大に備える為だとしている。
又、三井化学は、日本でもリチウムイオン電池用電解液の市場拡大を見込んでおり、2016年10月に年間5000トンの生産設備を名古屋工場に設置し、2017年4月から稼働を開始する予定としている。
同社は、中国や日本での生産・供給体制の拡充を図ることでリチウムイオン電池用電解液の事業を更に強化していくという。
(画像は、三井化学株式会社ホームページより)

三井化学株式会社 プレスリリース
http://jp.mitsuichem.com/release/2016/2016_1221.htm