タービン発電機や冷却塔など、発電設備一式をリース
三井住友フィナンシャルグループの総合リース会社、三井住友ファイナンス&リース(以下、三井住友F&L)は12月15日、出光大分地熱株式会社(以下、出光大分地熱)の地熱バイナリー発電事業向けに、発電設備のリース契約を締結したと発表した。
三井住友F&Lは、出光大分地熱が事業運営する大分県九重町の滝上バイナリー発電所向けに、タービン発電機や冷却塔、蒸発器など発電設備一式をリースする。
同発電所の発電出力は5050kW、年間発電規模は3100万kWhで、国内最大級の地熱バイナリー発電所となる。同発電所の運転開始は2017年3月を予定している。
地熱エネルギーを有効活用できる「地熱バイナリー発電」
地熱バイナリー発電とは、これまでの地熱発電では活用できなかった低温の蒸気や熱水など、低沸点媒体を活用しながら発電を行う方式だ。そのため、地熱エネルギーの有効活用が可能となる。
三井住友F&Lは今後、地熱発電事業へのリースをはじめとして、バイオマス発電事業や小水力発電事業などにもリースすることで、エネルギーの地産地消に貢献していく方針だ。
(画像は三井住友ファイナンス&リースより)

三井住友ファイナンス&リース(プレスリリース)
http://www.smfl.co.jp/news/pdf/161215.pdf出光興産 (プレスリリース 3月1日付)
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2015/160301_02.html